第2回 全日本チヌ釣り大会 in 上五島①
5月31日金曜日。
大会終了は明日1日の正午。
勿論翌日も釣るが、今日、この日が、勝負だ。
この日に釣っておかなければ最終日は切羽詰まった釣りとなり、心のコンディションが全く違ってくる。
5時ちょいと過ぎ―。五島へ近づくにつれ、船はフワフワ揺れ始めた。船酔いがある人にはヤバそうな揺れ方だ。青方港に到着するのは5時40分。まだ少しある。
化粧室で一緒になったオバ様方と女子トークを繰り広げながら薄化粧を終えたペン太は、D氏を起こしに向かった。
”小腹が空いたのでカップめんを半分個しよう”、と。
朝っぱらからインスタントなんぞで腹を満たしてしまったが、たまにはイイさ。旅の小さな喜びよ。
夜はこのカウンターで充電、飲み食いしながらスマホをしている人が多数いた。
そうこうしているうちに青方港が近づいてきた。
展望ラウンジへ駆け込み(子供か)、近づく島々を眺める。到着のアナウンスも相まって、
ワクワク感が溢れて弾けそうになる。
昨年は降りてすぐそのまま青方港で受け付けができたが、今回は有川の1ヶ所のみで、8時からだった。
まだ2時間もあるので、近くの防波堤で撒き餌を作って試し釣り(ソコで釣れちゃったら、もう、キープだよねェ?)をしよう、となった。
ポプラ(上五島でたった2つ、唯一のコンビニ)で飲み物と軽い朝飯(カップめん食ったじゃん!?)を買い込み、いくつか絞っていたポイントの一つへとひた走る。
少しいけば釣り場。どこも見ても釣り場。あちこちが釣り場。
ココが良いんじゃないか、あそこもイイんじゃないか。
…もう、全部良いじゃないか…!!!
そんな会話が、ポイントに着くまでなされます。
そんなレベルなのです、五島は。
本当に釣り好きにはたまらないよね。他県から引っ越してくる方の気持ちが良くわかります。
ポイントの防波堤に到着し、しばし朝飯をほうばる。
アタリを見渡していると、住人らしき爺さんが防波堤の海への階段(何て言うの?)のところへやってきた。
海の様子でも見に来たのだろうか…。
しばらくして爺さんは階段を下りて少々隠れ気味になると
ズボンを下ろした。
エッ……大…!?
食事中の私たちは、スッ…と視線を外す。
なぜ 家でしないのだ…!?笑
…という疑問がフツフツとわきおこるが、こういった日常も島の良さなのかなと納得し(納得できるか)、食事を終えた。
早く竿を出したい一心を抑えながら、各自撒き餌を混ぜこぜ。
D氏はいつも竿だしまでの立ち上げが早く、気付いたらもう竿を出していた。
D曰く、仕掛けを作るのにかなり時間がかかる人がいるが、なぜそんなに時間をかけるのか疑問、なのだそう。ふーん。カッコいいねェ。
ぺん太はハアハアなりながら撒き餌をこねくる。
イチから混ぜるの嫌~。
買い付けがまるきんやナカハラの時はもちろん、混ぜていただくが。
写真のマルキューのチヌパワー激重は、少し奮発しなければならないが、お勧めだ。
大変まとまりが良く、撒き餌を投げるのがヘタクソなペン太でも遠投もかなり効く。
いつもしないけど、今回は麦コーンを別途混ぜちゃったりなんかしてみた♡
まァ、こういう撒き餌選びは、気分よ!
何を使ってどういうパターンで釣れるかなんて、本当に分からないんだから。
時間はあっという間で、ここではすぐに竿をたたみ、有川の受付会場へと向かった。
順位表を見るとなんと…
55センチが一位で上がっていた。
去年の優勝クラスのサイズがすでに釣れている…。
これは気合入れてやらないとヤバい―。
そう思った。
五島のポテンシャルは高すぎるくらい高い。
どの釣り場でも50アップは確実に居る。それは分かっているのだ。
釣りってね―。
どの場所で、どのタイミングで、誰の仕掛けにかかるか、
本当にこれだけなんだよ。
その確率をいかに上げてやれるか。
これが、上手いと言われる人とそうでない人の分かれ道なのだと、私は思う。
ペン太語録
ペン太、ちょっとカッコつけた(笑)??
でも、本当にそう思うから。
さあ、受付を済ませた後、ペン太たちは本命の釣り場へと向かいます。
そのお話は、また次回…ね。
今宵も磯に感謝して。
ペン太でした!!
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